特殊な天中殺~日座天中殺~

誰しも10年ごとに2年間巡ってくる「冬の時期」が天中殺です。この時期に新しいことを始めたり、大きな変化を起こすのはよくないとされています。

ご自分の天中殺を知り、生まれ持った宿命の活かし方や人生における指針が知りたい方は、ぜひ電話占いルーノをご利用下さい。四柱推命・算命学を長年学んでいるプロの先生方が揃っています。

 

<特殊な天中殺>

▼これまで6回に渡って、6つの天中殺の特徴についてお話してきました。

今回からは、「生まれた時に与えられた宿命内に天中殺がある」という特殊な形について記事にしていきたいと思います。

自分はこの「○○天中殺」のグループのはずなのに、これまでの説明ではあまり当たっているように感じなかった、という方は、もしかすると宿命に天中殺をお持ちかもしれません

その場合は、本来の天中殺の特徴が反転したり、スムーズに現れなかったりします。

なぜそのような複雑な宿命を与えられているのかを知ることで、人生の夜道に明かりが灯るかもしれません。

 

日座天中殺

現実を支える自分の場所のことを「日座」といい、自分を支える精神の場所のことを「日居」といいます。

これは生まれ日の干支のみが該当します。

「日座天中殺」は甲戌・乙亥。

「日居天中殺」は甲辰・乙巳。

この4つの日干支は、宿命的な天中殺とされていて、中殺現象によってフレームが曖昧になります。

 

今回は「日座天中殺」について説明します。

天中殺というのは、日干支からみた現象なので、通常、日干支自身はその影響を受けるものではありません。ですがこの日座天中殺は例外です。

生まれながらにして、自分の座下(自分を支える現実)の枠組みがありません。

それは、日干支の場所が意味する、結果、家庭、配偶者、に天中殺現象が出ることを意味します。

一番の問題は、家庭です。座下が中殺されるということは、家庭というフレームを形作れないことを意味します。

フレームがないというのは、家庭らしい家庭(両親がいて子どもがいて穏やかな家庭)、配偶者らしい配偶者(働き者で大黒柱のよき夫・家庭を大事に守ってくれるよき妻)という常識的な枠が取り払われているということです。

算命学は古代中国由来の占星術です。古代中国で「家庭」というときは、子供を含めた家族を意味します。夫婦ふたりだけだと、家庭とはいいません

ですから、子供が生まれなければ、日座中殺現象は起こらないことになります。

それでも家庭というまとまりのある形は持てませんから、自由な夫婦、友達夫婦というような関係になっていくでしょう。

子供が生まれると、かなりの確率で夫婦関係か親子関係に問題がでます。原理はわかりやすく、それだけです。

一家団欒を持続できない。そのために、子供ができると、それも数が増えるほど、問題は具体的にやってきます。

ただ、結婚しないとか、したけれど子どもはいない、ということはむしろ少ないと感じます。日座天中殺所有者で、適齢期に結婚し、子だくさんで賑やかな家庭を作っている人はとても多いです。

とはいえ、だいたいは、最終的に夫婦関係がだめになって離婚する、という形が多いです。

一応、甲戌のほうは仕事や社会現象でそれが出やすく、乙亥のほうは、家庭の問題が起こりやすいという、占い上の区別はあります。

が、実践感覚では、どちらもあり、と思ったほうがいいでしょう。

 

もうひとつは、「結果」です。

日干支は結果が蓄積されるところです。宿命的に、やった仕事の結果を評価されにくいという傾向を持つことになります。

実績が現在を支えてくれません。サラリーマンは実績勝負ですから、それが評価されないことは致命傷です。

目に見えて出世できないというほどではありませんが、本人的には成果があがらないことに対して不満はたまります。

また、有終の美を飾れないので、満足した結果で定年退職というのは難しいでしょう。

組織の中に入っても、だんだん単独行動が多くなり、結局、大組織の歯車にはなりきれず、小組織の長たらんとする気風が生まれてきます。

途中退職や独立、ということも少なからずあります。

サラリーマンであっても、何かに取り組んでいるそのときはすばらしい才能を発揮します。

ただ、現在の努力は過去になったとたんに消えてしまうのです。

完全を求めながらも不完全な美で終わるところに、この宿命の苦悩があります。

 

結果が中殺されていることの弱点は、結果を予測する未来的決定事項にも弱さを露呈します。

未来を見通す力と、まとめあげる力にも弱点がでることになります。

精神的には頑固な人が多く、あまり人のいう事は聞かないのですが、未来的な決定事項には人の賛同を求めたり意見を聞く傾向になります。

頑固でも独断先行できるほどの自信はもてません。人間関係も、そのときその場だけという関係になりがちです。

長い付き合いとか友情(これも結果的蓄積にあたります)とかにもそれほど執着しません。仕事や趣味、利害などで機能的につながっていく関係が多くなるでしょう。

一見、無駄のない世渡り上手な人に見えますが、深いところに蓄積される信頼関係を作ることが難しいので、親兄弟や親族などを仕事に巻き込んだり、生活をともにするようなことも多くなります。

基本的に、生家離れは遅くなります。生家というのは時間がたっても過去にならない数少ない存在だからです。

人生の長い時間において親兄弟に影響されるといってもいいでしょう。身内にこだわり、とらわれてしまうことが多くなります。女性の場合は、そのために婚期が遅くなることもあります。

他の居場所がない分、身内への本能的な引力があるので、生家離れするときや、自分の子供が自立するときなど、身内との離別時に何か問題が発生することも特徴です。

 

日座の人のもうひとつの特徴は、恋愛経験が多くなることです

結婚に対して、どこかで諦念的な家庭観をもっていないと、いざ結婚した時にうまくやれないので、結婚前に悲恋や大失恋を経験したりする必要があります。

もし、こうした体験を避けてしまうと、希望に満ちた結婚での挫折ダメージが取り返しのつかないほど大きくなることがあります。

 

日座天中殺所有者の生き方

ここまでの話を見ていると、日座中殺所有者の生き方はとても難しいもののように感じます。

しかし宿命は公正に創られていますから、当然救いの道も用意されています。

組織や枠組みに入りにくいので、単独でも生きられるような才能、知力、世渡り術などを与えられています。これがひとつ大きな武器になります

日座天中殺は一芸、一学にすぐれた専門家や芸術家などを数多く輩出しています。

「新しい世界を創る」、これが日座中殺者に与えられた人生の役割のひとつだと思えます。

もうひとつは、結果を残せない反面、ものごとのスタートダッシュや計画、企画立案など、出だしに関ると、素晴らしい能力を発揮します

何かを始める力、周りを巻き込んで動かす力は、他に類を見ないようなすぐれた能力といえます。

結婚は勢いが大事とよく言いますので(笑)、こうした能力ゆえに、家庭問題が起こりやすいにも関わらず結婚している人が多いのかもしれません。

後進を育てる力もあるので、計画したものを信頼する後進に継いでまかせることで素晴らしい結果を残せるでしょう。

また、この宿命の成り立ちの意味を考えますと、生まれ故郷で平和な家庭を築くことが難しい宿業にあると考えられます。

そのため、故郷を遠く離れて(例えば外国)新しい生活を始めるなら、これほど見事に能力も人生も構築できる宿命はないでしょう。

結婚も外国ならうまくいくといわれているのは、祖国を離れるという意味が、この干支にあるためです。

誰もが、外国で暮らしてうまくやっていくことはできません。たいていは母国を恋しがってストレスフルになってしまうでしょう。

日座中殺者は異国にもすんなりと順応し、そこで開拓者的な立場になり、進化をもたらすために能力を発揮できます。

そうした生き方が、この宿命のひとつの活路であるように思います。

外国で暮らさなければ幸福になれないというわけではなく、できるだけ世間一般の常識とは違った生き方をするのが最大の宿命消化方法です。

例えば結婚であれば、15歳以上年齢が離れている相手、外国人、同性、バツイチ同士、障害を持つ相手、女性の方が年上、子どもを持たない主義者などです。

日座中殺者は、常識にとらわれない思考を無意識に自然なものとして身につけているので、周囲の目や反感などは気にならないでしょう。

そうした強さを持っていることが、日座天中殺の大きな魅力だと思います。

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3件のコメント

  1. うちの夫が日座天中殺及び生月、生年中殺の全中殺なのですが・・
    夫の母親も日座天中殺・・・変人だらけです~

  2. 田中様

    コメントありがとうございます。全中殺だとたしかに個性的な人になりそうですね^^;でもその分才能に恵まれていて、魅力的な部分も多いはずです!

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