特殊な天中殺~日居天中殺~

誰しも10年ごとに2年間巡ってくる「冬の時期」が天中殺です。この時期に新しいことを始めたり、大きな変化を起こすのはよくないとされています。

ご自分の天中殺を知り、生まれ持った宿命の活かし方や人生における指針が知りたい方は、ぜひ電話占いルーノをご利用下さい。四柱推命・算命学を長年学んでいるプロの先生方が揃っています。

 

<特殊な天中殺>

▼これまで6回に渡って、6つの天中殺の特徴についてお話してきました。

今回からは、「生まれた時に与えられた宿命内に天中殺がある」という特殊な形について記事にしていきたいと思います。

自分はこの「○○天中殺」のグループのはずなのに、これまでの説明ではあまり当たっているように感じなかった、という方は、もしかすると宿命に天中殺をお持ちかもしれません

その場合は、本来の天中殺の特徴が反転したり、スムーズに現れなかったりします。

なぜそのような複雑な宿命を与えられているのかを知ることで、人生の夜道に明かりが灯るかもしれません。

 

日居天中殺

現実を支える自分の場所のことを「日座」といい、自分を支える精神の場所のことを「日居」といいます。

これは生まれ日の干支のみが該当します。

「日座天中殺」は甲戌・乙亥。

「日居天中殺」は甲辰・乙巳。

この4つの日干支は、宿命的な天中殺とされていて、中殺現象によってフレームが曖昧になります。

 

今回は「日居天中殺」について説明します。

日座天中殺のように、現象的には明確に定義付けられるようなことはありません。

外からはわかりませんが、精神面で強い部分と弱い部分が明確に分かれてきます

そのうえ、自分自身のフレームに天中殺現象がかぶさるので、そのことを自分では気が付かないという、二重の問題点を内包しています。

構造的な説明をすれば、日居天中殺は目の前の現実の中に自分をうまく取り込むことができません。

逆にいうと、目の前の現実は、自分を別にして眺めることになります。

その原理がどういう現象をもたらすかというと、客観的で冷静な現実観察力です。

よいことをよいとして賛成し、悪いことは悪いとして反対することで現実を見ていきます。

ある意味ではすぐれた批判力があります。生まれもって「正しさ」を持った人と言ってもいいでしょう。

ですが、そこには自分がいないので、自分自身はその是非の物差しではかることなく、他人に対してのみ正論を吐くことができます。

そして、目線は、目の前の現実で、いま自分が属する世界しかありません。

この正論は自分の身の周りの人、特に、同じ目線(同世代近辺)の人には強くでることが特徴です。

身近な現実に対して「人を正す」という本能が働くのです。

 

対して、自分への反省や更生はできません。

自分フレームが欠落しているために、日居中殺者に反省を望むことは、不可能に近いのです。

日居中殺者はそれゆえ、自分の現実的な行動や経験から学ぶことができません。

同じ失敗を何度も繰り返したりしますが、自覚もなく、反省もありません

行動面で批判されると反省ではなく、別の精神世界に逃げ込むようになります。病的現象も起こりやすいです。

「精神の貴人・行動の野人」と呼ばれ、気持ちと行動のギャップが大きいのが特徴です。

性格の中に老成した部分と幼稚な一面が同居するようになります。

思考面で幅広く豊かに見えても、行動面では自覚ができないので、幼児性がでたりします。

学校や職場などでは、同世代とは相容れないことが多くなるので、人間関係に苦しむこともあるでしょう(といっても、自分は悪くないので相手を責める形になる)。

反面、若くして老人に好かれたり、老いて若い人に好かれたりしやすいのです。

目線が今の自分と同じ目の高さなので、その視野から外れる、老人や子供といった存在には、自我がないようなおだやかな接し方ができるのです。

また、老人や子供側からすると、とっつきやすい、いい人に映ります。

言い換えると、真に望む形で人に好かれ受け入れられることがないという難しい宿業を背負っていることになります。

 

日居天中殺所有者の生き方

この宿命の魅力は、反省する人にはできないことをする、というのがひとつです。

「悪いことをしている人がいるのが気になるけど、自分もそういうところはあるから、大きな声では言えないなあ…」と普通は思うようなことを、自分を顧みないで平気で批判できるのです。

そのため、属する集団の中で疎ましがられたりすることもあるでしょう。

でも、世の中にはそうやって、言いにくいことをずばりと言ってくれる人の存在は必要なのだと思います

みんながみんな、自分もそうだからと思って何も言えないとしたら、組織は生ぬるい仲良しクラブのようになって、改革や進化のきっかけを失ってしまうでしょう。

また、本質的に正しい人なので、率先して悪人になることはめったにありません。まじめで、よく動き、よく学ぶ人になります。タフで正直な働き者です。

ですから、人間の完成度によっては、正しい方向に導いてくれる信頼できる人になります。

 

家庭的な面からみると、自分が育った環境(特に両親の資質)とは反対の精神性を出すことがひとつあります

商家から学者が生まれたり、学者から商人として大成したりします。

両親に祝福されるような結婚はうまくいかないことになっています。結婚相手は、両親の資質とは常に逆の環境にあることが条件です。

真の理解者は常に異なった世界にありますが、その世界へまっすぐに飛び込んでいくと、それはそれでまた不調和を生み出します。

なので、異なった世界へは別々のスタンスを保ったうえで交流し、真実を具現していくしかないのです。

自分を不完全な中に見出さなければならない宿命ゆえに、多くの場合、信仰の道へと進むことになります。

甲辰は両親との関係が複雑で難しいものになります。

本質の親離れと、両親との縁が強いことの板ばさみになる可能性もあります。親とは縁が切れずに、自分の道を模索することになります。

乙巳は親との縁は途切れやすいです

親と反対の質を出すというのは、乙巳のほうが強い傾向として持つことになります。

 

日居中殺は、精神面で強さと激しさを持った宿命です

自覚と現実が大きくずれることもあって、社会への適応が難しい意味もあります。

日座同様に、技芸面ではすぐれたものがあるので、一芸、一学に秀でることが自分を活かす方向につながるでしょう。

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